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2016年の電力自由化によって、さまざまな企業が電力市場に参入しました。そのため、電力自由化以降、一般消費者が電力会社を自由に選べるようになりました。

ただ、新規に参入した電力会社との契約にはリスクを伴います。というのも、新電力会社は、地域電力会社に比べて資金力や電力供給能力が低いです。そのため、新電力会社は業績不振に陥りやすく、倒産するリスクが高いのです。

これに対して地域電力会社は、顧客数が多く電力供給能力も高いです。そのため、地域電力会社が倒産するリスクは限りなく低いといえます。このような理由から、電力自由化以降も電力会社を乗り換えずに、地域電力会社との契約を継続する人は多いです。

そして、このような人のほとんどが、「電力会社を変えてないため電気代が安くならない」と思っています。ただ実際には、新電力会社だけではなく、地域電力会社も電力自由化を機に新しい料金プランを始めました。そのため、地域電力会社との契約を継続しながら電気代を節約できるケースがあります。

そこで、ここでは地域電力会社の一つである四国電力との契約で得をするコツやポイントサービスについて述べていきます。

世代ごとの契約するポイント

以下では、世帯ごとの状況に応じた契約するときのポイントについて確認していきます。

オール電化世帯

自宅に蓄熱器などが設置されているオール電化世帯では、「スマートeプラン」での契約がおすすめです。このプランには、「タイプL」と「タイプH」の2種類があります。これらはどちらも、昼間の電力量料金が割高な一方で、夜間が割安な料金設定となっています。

例えば、スマートeプラン:タイプL(以下タイプL)の昼間における1kWhあたりの電力量料金は、40kWhまでが21.85円、41~90kWhが28.95円、90kWh以上が37.64円となっています。これに対して、夜間の電力量料金は、1kWhあたり14.22円です。

また、スマートeプラン:タイプH(以下タイプH)における平日昼間の電力量料金は、夏季(7~9月)が36.21円、その他の季節が30.18円です。一方で、夜間の電力量料金は、タイプLと同額の14.22円となっています。

これら2つのプランを比べると、電力量料金はタイプHの方がお得です。というのも、オール電化世帯の平均消費電力量は月あたり400kWhです。

そのため、オール電化世帯がタイプLで契約すると、使用した電気のほとんどが1kWhあたり37.64円となり、タイプHよりも割高になります。また、タイプHでは昼間料金に休日設定があり、土日や祝日における昼間の電力量料金は24.28円と安めの設定になっています。

ただ、タイプLの基本料金は、契約容量10kVA以下の1188円が最安値です。これに対して、タイプHは同じ契約容量で1620円の基本料金が発生します。

そのため、オール電化世帯のうち、土日問わず昼間に電気を使うことが少ない世帯は、タイプLでの契約がオススメです。一方で、昼間にも電気を使用したり休日に電気を使うことがあったりする世帯は、タイプHで契約すると電気料金がお得になりやすいです。

そして、これらのプランで契約した後は、電力量料金が割高な時間に電気を使わないことが大切です。そのため、電気が高い時間を家族全員で共有し、家電の利用時間をずらしたりタイマー機能を使ったりして電気を使う時間を調整しましょう。

平日に在宅することが少なく消費電力が多い世帯

仕事や学校などで平日の在宅が少ない世帯は、「スマートeプラン:タイプH」や「ホリデーeプラン」での契約がおすすめです。これらはどちらも、休日に割安な料金設定がされているプランです。

ホリデーeプランには、349円の「最低料金」が設定されています。これは、電気を全く使わなくても発生する料金であり、基本料金に相当します。また、この最低料金には、平日における11kWhまでの電力量料金が含まれています。

そして、このプランの平日における1kWhあたりの電力量料金は、11~80kWhが22.8円、81~200kWhが30.22円、201kWh以上が34.15円となっています。これに対して、休日電力量料金は、一律18.41円です。

また、前述のように、タイプHにおける休日の電力量料金は、昼間(9~23時)が24.28円、夜間が14.22円となっています。

このように、これら2つのプランを比べると、月あたりの消費電力量が多かったり、夜間に電気を使うことが多かったりするのであれば、タイプHの電力量料金の方が安くなりやすいです。

ただ、前述のように、タイプHで契約すると毎月1620円の基本料金が発生します。そのため、月あたりの消費電力が300kWhを超えない世帯では、ホリデーeコースでの契約の方がお得といえます。

平日昼間にも電気を使う世帯

シフト制勤務者や専業主婦などの平日昼間に家に人がいる世帯では、「従量電灯A」や「従量電灯B」での契約がお得です。これらはどちらも、使用電力量に応じて電力量料金が変動します。

例えば、従量電灯Aにおける1kWhあたりの電力量料金は、11~120kWhまでが20円、121~300kWhが26.5円、301kWh以上が29.95円となっています。また、従量電灯Aでは、ホリデーeプランと同様に403円の最低料金が発生し、この料金で11kWhまでの電力を使用できます。

これに対して、従量電灯Bにおける1kWhあたりの電力量料金は、120kWhまでが16.66円、121~300kWhが22.09円、301kWh以上が24.96円です。このように、これら2つのプランにおける電力量料金を比べると、従量電灯Bの方が安い設定となっています。

ただ、従量電灯Bの契約条件は、契約容量6kVA以上となっています。契約容量6kVAとは、1度に6kVAまでの電力を使用できる契約であるということです。

そして、従量電灯Bでは、契約容量1kVAにつき367.2円の基本料金が発生します。そのため、従量電灯Bで契約して電気を使用すると、毎月「367.2(円)×6(kVA)=2203.2円」の基本料金が発生します。このとき、全く電気を使わなければ基本料金が半額となります。

このようなことから、一度に使う電力が6kVAに満たない世帯や、月あたりの消費電力量が464kWh以下になる世帯は、従量電灯Aの方がお得となります。

このように、四国電力との契約を継続しても、プランの見直しを行うことによって電気料金が安くなることがあります。そのため、まずは世帯における電気の使い方を把握しましょう。そして、これまでに述べたようなコツを踏まえてプラン選びと行うことで、今よりお得に電気を使えるようになります。

四国電力のお得なサービスと利用のコツ

それでは、四国電力にはどのような特徴的なサービスがあるのでしょうか。四国電力は、電力自由化を機に「よんでんコンシェルジュ」というウェブサイトの運営を開始しました。これは、誰でも無料で登録することができる会員サイトです。よんでんコンシェルジュの会員種別は、「ライト会員」「本会員」の2種類があります。

よんでんコンシェルジュのライト会員登録は、メールアドレスと氏名を入力するだけで行うことができます。これに対して、本会員になるためには、電力契約の情報を入力する必要があります。

本会員への登録は、ライト会員登録後にログインできる「マイページ」にて行います。このとき、13桁の「お客さま番号」や電気料金の支払口座番号、支払いに利用しているクレジットカードの番号などを入力する必要があります。そのため、これらが記載されている検針票や通帳などを用意してから登録作業を行いましょう。

よんでんコンシェルジュでできること

よんでんコンシェルジュの本会員になると、毎月の電気料金や使用電力をグラフで確認できるようになります。また、これらを昨年の実績と比較できるため、世帯における電気の使い方を見直すことができます。

また、本会員登録を済ますと、毎月の請求金額などの検針票情報やお得な情報をメールで受け取ることができるようになります。このサービスを利用すると紙の検針票が届かなくなるため、電気代の管理が容易になって家庭のゴミを減らすことができます。

さらに、電気料金の目標をあらかじめ設定しておくと、目標金額に達したときにメールで通知を受け取ることができます。そのため、電気の使いすぎを防ぐことができ、電気代を節約することができます。

他にも、よんでんコンシェルジュでは、世帯に最適な料金プランをシミュレーションしたり、世帯に適した省エネ対策を確認したりすることができます。そのため、これらを利用することで、電気料金を最低限に抑えることができます。

このように、よんでんコンシェルジュには、電気代節約に役立つコンテンツが多数用意されています。そのため、四国電力との契約がある人は、まずよんでんコンシェルジュの本会員になりましょう。そして、これまでに述べたコンテンツを有効活用することで、電気代を節約できるようになります。

よんでんポイント

前述のように、四国電力の運営する「よんでんコンシェルジュ」の本会員になると、節電に役立つさまざまなコンテンツを利用できるようになります。さらに、四国電力と特定のプランで契約がある人は、「よんでんポイント」が貯まるようになります。

ポイント制度の対象となる料金プランは、四国電力のスタンダードプランである「従量電灯」や、新しい料金プランである「スマートeプラン」、「ホリデーeプラン」などです。そのため、これらのプランで契約している人は、よんでんコンシェルジュの本会員登録を行い、ポイントの積立を始めましょう。

よんでんポイントの貯め方

よんでんポイントは、よんでんコンシェルジュの利用によって貯めることができます。特に、毎月の検針票をウェブ上で確認すると、毎月定期的にポイントが積み立てられます。

また、よんでんコンシェルジュに掲載されている生活コラムを読んだり、不定期で開催されるアンケートに回答したりすると、その都度ポイントがプレゼントされます。さらに、1日2回まで遊べるゲームである「よんでんすごろく」を利用すると、大量のポイントを獲得できることがあります。

そのため、よんでんポイントを効率よく貯めるためには、定期的によんでんコンシェルジュをチェックすることが大切です。

よんでんポイントの使い方

前述のようにして貯めたポイントは、四国の特産品やネットマイルと交換したり、抽選応募に利用したりすることができます。ネットマイルとは、種類の違うポイント同士を交換できるサイトのことです。

例えば、よんでんポイントをネットマイルに交換すると、WAONポイントやdポイント、Tポイントなどに変換して使用できます。また、ネットマイルを現金としてゆうちょ銀行や楽天銀行などに入金することもできます。

ただ、ネットマイルでの交換には、それぞれのポイント種別ごとにレートが設定されています。つまり、マイルの交換先によっては損をすることがあるのです。そのため、マイル交換の際には、よく使うポイントの中からレートの良いものを選ぶことが大切です。

また、ネットマイルは、一時的にレートが上がるキャンペーンを不定期開催しています。そのため、よんでんポイントで得をするためは、ネットマイルのキャンペーン情報をこまめにチェックすることが大切です。

このようなポイント管理があまり得意ではない人は、よんでんポイントを抽選に利用することをおすすめします。というのも、よんでんポイントを利用した抽選には100ポイントから参加することができるのです。

さらに、一般的には、貯まったポイントの利用方法には、手に入るかどうかが確実ではない「抽選」よりも確実に手に入る「交換」が選ばれやすいです。そのため、ポイント利用による抽選は、ライバルが少ないため比較的当選しやすいといえます。

このように、電力自由化によってサービスが拡充されたため、よりお得に四国電力を利用できるようになりました。そのため、四国電力と契約がある人は、これまでに述べたようなコツを踏まえてこれらのサービスを利用しましょう。そうすることで、電気代が節約できたりポイントで得したりすることができます。