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電力自由化による市場の開放で、多くの企業が電力業界に参入しました。また、自由化を機に、既存の地域電力会社は料金プランやサービスを拡充しました。これによって、消費者が契約できる料金プランは、自由化以前に比べて大きく増加しました。

ただ、このように選択肢が増えると、最適なものを選ぶことが困難になります。特に、電気料金のプランは複雑なものが多いです。そのため、しっかりと調べてから料金プランの選択を行わないと、電気料金を安くするつもりがかえって高くなることがあります。

そこで、ここでは各社の料金プランのうち、東京電力における料金プランやサービスについて解説していきます。

電力自由化によって東京電力の料金プランが充実した

東京電力は、それまでの電力販売ノウハウを活かして、さまざまな料金プランを提供しています。これらの多くは、電力自由化を機に導入されたものです。これは、東京電力は既存顧客を囲い込む必要があったためです。

というのも、電力自由化が実施されるまで、関東地方における東京電力の電力シェアは100%でした。そのため、関東エリアの消費者が電力会社を変更すると、その分だけ東京電力の顧客は減ります。つまり、東京電力は、サービスの充実などによって顧客の流出を最小限に抑えないと、利益額が減って経営難に陥るのです。

そのため、東京電力の料金プランは、電力自由化以前よりも魅力的なものが増えました。特に、電力自由化を機に導入された「スマート契約」は、多くの人が得をする料金プランです。

スマート契約とは

電気料金は、「基本料金」+「電力量料金(電力の使用量に応じた料金)」で計算されます。基本料金は、電流の使用量上限が増えるほど価格が高くなります。例えば、10A契約での基本料金が280.8円であるのに対して、30A契約では842.4円となります。そのため、自身の世帯が使用している電力に応じた最適な上限を設定しないと、損をすることになります。

東京電力における従来の料金プランで契約していると、基本料金が適正かどうかを判断するためには、契約者自身が世帯の電力使用量を詳しく把握する必要があります。また、電流上限の契約を変更するためには、東京電力に申し込みをしなければなりません。

これに対して、電力契約を「スマート契約」に変更すると、電力使用量に応じて基本料金が自動的に変更されます。具体的にいうと、過去1年でもっとも電気を使用したときの使用量を基準に基本料金が決まります。つまり、消費者自身が電力消費量を詳しく把握しなくても、自動で適正な基本料金に変更されるということです。

このようなことから、料金プランをスマート契約にすると、節電によって電気料金が大きく節約できるようになります。スマート契約時に節電を行ってピーク時の電力消費量を減らすと、節電した分の電気料金だけではなく、基本料金も安くなるのです。

スマートメーターの設置が必要になる

また、東京電力のホームページでは、30分ごとの電力使用量を過去2年分まで見ることができる「でんき家計簿」というサービスを提供しています。スマート契約とともにこれを利用すると、現在の電力使用量をリアルタイムで把握して節電が行えるため、基本料金を安くしやすくなります。

ただ、スマート契約を利用したり、でんき家計簿で30分ごとの電力使用量を確認したりするためには、スマートメーターの設置が必要です。スマートメーターとは、通信機能を備えたデジタル式の電力量計のことをいいます。

通常、スマートメーターの設置には費用がかかりません。ただ、電力量計の設置場所によっては、工事費用がかかるケースが稀にあります。そのため、まずは電力会社にスマートメーター設置の申し込みを行い、工事にかかる費用を見積もりしてもらいましょう。

これまでに述べたように、東京電力のスマート契約を利用すると、電力消費量を自身で把握しなくても電気代を節約することができます。そのため、このサービスは、電力使用量を把握することが難しかったり、使用電力量などを確認するのが面倒だったりする人に最適な契約内容だといえます。

そのため、現在東京電力と契約していて電力会社を変更する予定のない人は、このサービスの利用をおすすめします。そうすることで、簡単に電気代を安くすることができるはずです。

東京電力の料金プラン:プレミアムプラン

また、東京電力では「プレミアムプラン」という新たな料金プランの提供を行っています。プレミアムプランは、関東圏の居住者だけはなく中部や関西に住んでいる人でも契約することができます。

プレミアムプランは、大家族や家に人がいることが多く、電気使用量が多い世帯が得をしやすいプランです。ただ、このような世帯でも、家庭の状況や現在の料金プランによってはプレミアムプランに変更することで損することがあります。

関東圏におけるプレミアムプランの電力量料金(使用電力に応じた料金)は、400kWhまでの使用が9700円の定額となっています。そして、使用電力量が401kWhを超えると、1kWhあたり29.04円の電気料金が発生します。これは、スタンダードプランの電力量料金よりも0.98円安いです。

このように、東京電力のプレミアムプランは電気を多く使う世帯ほど得をする料金プランです。一方で、大家族や日中も家にいる事が多い場合であっても、月あたりの消費電力量が少ない世帯では、プレミアムプランで契約してしまうと損をすることがあります。

というのも、前述のとおり、プレミアムプランでの電力量料金は使用電力量が400kWhまでは定額です。つまり、月あたりの電力消費量が100kWhや200kWhであっても9700円の定額料が発生するということです。

これに対して、東京電力におけるスタンダードプラン契約時の電力量料金は、月あたりの消費電力量が100kWhであれば2340円、200kWhであれば4680円になります。

このように、消費電力が少ない世帯はスタンダードプランの方がお得です。具体的にいうと、月あたりの使用電力が390kWhを超えると、プレミアムプランによる電力量料金の方が安くなります。そのため、少なくとも使用電力が390kWh未満の世帯では、プレミアムプランによる契約は行うべきではないといえます。

プレミアムプランの基本料金

毎月請求されている電気料金は、「電力量料金」と「基本料金」が合算されたものです。このうち、基本料金は契約プランによって算出方法が異なります。

東京電力のスタンダードプランでは、基本料金の算出に「アンペア制」が設けられています。これは、家庭に一度に流すことができる電流の上限を定める制度です。契約アンペアが大きくなるほどに基本料金が高くなります。この契約アンペア数は、契約者が変更を希望しないかぎり変動することはありません。

一方で、プレミアムプランは、電力上限1kWhあたり468円となっており、過去の電力使用実績によって基本料金が決まります。具体的にいうと、過去1年間でもっとも電力を使用した30分間の使用量(ピーク電力)をもとに、その月の基本料金が決まります。

例えば、過去1年間のピーク電力が3kWhであった場合、その月の基本料金は「468×3=1404円」となります。これは、スタンダードプランで50Aの契約をしたときと同等の基本料金です。

このように、プレミアムプランでの基本料金は電気の使い方次第で変動します。そのため、プレミアムプランによる基本料金が他のプランに比べて確実に安くなるという水準はありません。

ただ、平均的な電気の使い方では、毎月の使用電力量が600kWh(電気代にすると約17000円)以上になる世帯では、プレミアムプランでの契約で得をしやすいです。

プレミアムプランで損をするケース

前述のように、大家族や家に人がいる事が多い場合であっても、電力使用量が少ない世帯がプレミアムプランで契約をすると、定額制の電力量料金によって損をします。また、季節によって電気の使い方に大きな差がある世帯では、自動算出される基本料金によって損をしてしまうケースがあります。

例えば、冬のピーク電力が4kWhであるとき、夏のピーク電力が2kWhであっても基本料金は冬のピーク電力である4kWhをもとに算出されます。つまり、電力を使わない季節でも、一番電力を使った季節のピーク電力が基本料金に適用されるのです。そのため、プレミアムプランでの基本料金は、スタンダードプランで季節ごとに契約アンペアを見直したときに比べて高くなりやすいです。

さらに、プレミアムプランでは、解約時の状況によって違約金が発生するケースがあります。例えば、プレミアムプランを契約期間満了の2ヶ月前に解約すると、2年契約のときで5000円、1年契約のときで3000円の違約金が発生します。

また、これらの契約は自動更新です。そのため、違約金を発生させないためには契約更新月に解約を行う必要があります。このことから、引越が多かったり家族状況が変わる可能性があったりする世帯は、損する可能性が高いです。

前述のように、東京電力のプレミアムプランは電力消費量が多い世帯ほど得をします。一方で、家庭の状況によっては損をしてしまうこともあります。そのため、これまでに述べたような情報をもとに、プレミアムプランが自分の世帯に適しているかを冷静に判断しましょう。そうすることによって、プラン選びに失敗せず、損を防ぐことができます。

東京電力の料金プラン:スマートライフプランで得をするコツ

一方、東京電力が行っている料金プランの中でも「スマートライフプラン」は、オール電化世帯が安くなりやすい料金プランです。

ただ、オール電化世帯であっても、場合によっては損をしてしまうケースがあります。そこで、ここではスマートライフプランで得をするコツについて述べていきます。

スマートライフプランでは消費電力量が多く、エコキュートなどの夜間蓄熱式機器が設置されている世帯が得をしやすいプランとなっています。

というのも、スマートライフプランでは、昼間における1kWhあたりの電気料金が25.33円であるのに対して、午前1~6時までの夜間が17.46円に設定されています。

そのため、蓄熱器などを利用して夜間の割安な電気を昼間に使うことができる住宅では、スマートライフプランでの契約によって電気料金を安くすることができます。

また、スマートライフプランには、住宅設備の修理サービスが付属しています。修理の保証期間は設置から10年となっており、1回につき50万円までの修理が無制限で保証されています。そのため、スマートライフプランでの契約によって、故障時の修理費用や購入店での保証料金などを節約することができます。

さらに、スマートライフプランを含む東京電力の新しい料金プランでは、電気料金1000円ごとに5ポイントが貯まります。貯まったポイントは、TポイントやPontaポイントに変換して使用することができます。

このように、スマートライフプランは、通常の料金プランで契約するよりも夜間の電気料金が安くなります。そのため、オール電化世帯やオール電化の導入予定がある世帯は、このプランでの契約をおすすめします。

スマートライフプランで損をするケース

前述のように、オール電化世帯はスマートライフプランで契約すると得をしやすいです。ただ、現在の料金プランが、電力自由化以前における東京電力のオール電化世帯向けプランである「電化上手」である世帯では、契約変更によって電気料金が高くなることがあります。

電化上手における昼間の電気料金は、1kWhあたり31.73円(夏季は38.72円)となっています。このように、昼間の電気料金はスマートライフプランの方がかなり割安です。

ただ一方で、電化上手における午前11~7時までの夜間料金は12.25円となっており、スマートライフプランよりも5.21円安いです。そのため、自宅の蓄電器に昼間に使う分の電力を溜められる容量があれば、電化上手の方が電気代が安くなりやすいです。

また、スマートライフプランでの基本料金は、過去1年間のピーク電力で決定します。ピーク電力とは、もっとも電力を使用した30分間のことをいいます。

一般的に、夏や冬は、春や秋に比べてピーク電力が高くなる傾向にあります。そのため、スマートライフプランでの契約では、夏や冬の電力使用量を想定した基本料金が設定されます。つまり、電力使用量が減る春や秋にも、高い電力消費を基準とした基本料金が設定されるということです。

これに対して、電化上手での基本料金は契約する電力の容量によって決まります。そのため、季節などにおける消費電力量の変化に応じて契約容量を見直すと、基本料金を安くすることができます。つまり、こまめに契約の見直しを行えば、スマートライフプランでの契約よりも基本料金を安く抑えることができるのです。

東京電力の料金プラン:夜トクプランで損をしないコツ

他にも、東京電力では「夜トクプラン」が存在します。これは、仕事などで昼間の在宅時間が少ない人向けの料金プランです。夜トクプランには、「夜トク8」と「夜トク12」の2種類があります。これらは、電気料金が割安になる時間帯と夜間の電気料金に差があります。

夜トク8では、23~7時までの8時間が夜間料金となり、この時間帯における1kWhあたりの電気料金は20.78円です。これに対して、夜トク12は21~9時までの12時間における電気料金が1kWhあたり22.55円となっています。

このように、夜トク8の夜間料金は、夜トク12に比べて安いです。ただ、夜トク8は、割安料金が適用される時間が短いという特徴があります。

このようなことから、仕事などによって帰宅する時間が遅い人や、家電のタイマー機能によって電力の使用が夜間に集中する人は、夜トク8での契約がおすすめです。

また、夜トクプランを含む東京電力の新しい料金プランでは、電気料金1000円ごとに5ポイントが貯まります。このようにして貯まったポイントは、TポイントやPontaポイントに変換して使用することができます。さらに、夜トクプランをウェブ上で申し込むと、500ポイントが貯まるサービスも提供されています。

このように、東京電力の新しい料金プランである「夜トクプラン」で契約すると、さまざまなメリットがあります。そのため、夜間の電力消費量が多い世帯は、夜トクプラン契約の検討をおすすめします。

夜トクプランで損をするケース

前述のように、夜トクプランは、仕事などで昼間の在宅時間が短い人が得をしやすいプランです。ただ、夜トクプランにおける昼間の電気料金はスタンダードプランに比べて、1kWhあたり最大10.36円割高になります。そのため、休日の昼間に電気をよく使う世帯や、調理による消費電力量が多い世帯では、夜トクプランで契約すると損してしまうことがあります。

また、電力自由化以前に東京電力が申し込みを受け付けていた「夜得プラン」に加入している人は、契約変更によって損をしやすいです。というのも、夜得プラン(旧)における夜間の電気料金は、夜トクプラン(新)に比べて8.21~9.98円安いためです。

さらに、東京電力は電力自由化以前における料金プランの新規受付を2016年3月31日で終了しています。そのため、現在夜得プランに加入している人が契約を変更すると、再度加入し直すことができません。

このようなことから、電力自由化以前から東京電力の夜得プランを利用していた人は、新しい「夜トクプラン」への変更を見送ることをおすすめします。

夜トクプランで損をしないためのコツ

前述のように、共働きなどの世帯でも、電力の使用状況によっては損をしてしまうことがあります。このようなことを防ぐために、世帯における時間ごとの電力消費量を把握してから契約変更を検討することが大切です。

このような時間ごとの電力消費量は、自宅にスマートメーターを設置することで確認できるようになります。スマートメーターとは、通信機能を備えたデジタル式の電力量計のことです。

スマートメーターは、消費電力データを30分ごとに電力会社に送信します。このようにして集計されたデータは、東京電力のホームページで確認することができます。

スマートメーターの設置は無料です。そのため、未設置の世帯は早急に設置依頼することをおすすめします。そして、自宅における時間帯ごとの電力消費量を把握してみましょう。そうすることによって、夜トクプランが世帯に適切かどうかを判断することができて、契約変更による損を防ぐことができます。

東京電力のサービス:くらしTEPCO

なお、東京電力は2016年に「くらしTEPCO」というサイトの運営を開始しました。くらしTEPCOでは、電気に関わるさまざまな情報を確認することができます。

 

電力自由化が施行となる前、電力の小売や発電、送配電は地域の電力会社がまとめて行っていました。ただ、このように電力の別部門が1社にまとまっていると、市場が閉鎖的になるため、価格の低下やサービスの向上が起こりにくくなります。そのため、電力自由化開始とともに、これら3つの部門はそれぞれ分社することが決まりました。

具体的には、東京電力の場合、小売部門が「東京電力エナジーパートナー」となり、送配電部門が「東京電力パワーグリッド」、発電部門が「東京電力フュエル&パワー」という会社になりました。

分社前の東京電力は、東京電力と契約している消費者向けに「でんき家計簿」というウェブサービスを提供していました。このサイトでは、電気料金や電力の使用量などを確認することができました。

そして、電力自由化を機に新設された「くらしTEPCO」は、東京電力エナジーパートナー運営している、でんき家計簿の後継となるサイトです。

でんき家計簿は東京電力と契約している人しか利用できなかったのに対して、くらしTEPCOは誰でも会員登録を行うことができます。また、くらしTEPCOはでんき家計簿よりも電気代を節約するための情報が幅広く掲載されています。

くらしTEPCOでできること

東京電力では電力自由化に伴い、ウェブサービスの質を向上させるため、多くの人が利用できるくらしTEPCOというサイトを作成しました。

そのサイト内では、いくつかのサービスが用意されており、利用することで節電効果が期待できます。以下にそれぞれのサービスについて解説します。

料金プランの比較

くらしTEPCOでは、電気の使用状況を入力すると、世帯に最適な料金プランを自動で案内してくれるサービスがあります。また、料金プランを比較した後に、そのままウェブ上で東京電力に電力契約を申し込むこともできます。

東京電力は、電力自由化を機に電力供給エリアを拡大しました。これによって、関東地方だけではなく、関西や中部地方の世帯も東京電力と契約できるようになりました。そのため、これらの地域に住む人であれば、くらしTEPCOで料金プラン比較を行うことが可能です。

このような料金プラン比較のためには、現在の契約プラン名や契約アンペア、おおよその電気代などの情報が必要です。実際には、これらの情報があいまいでも比較することは可能です。ただ、正確な試算結果が得られないため、一度契約内容を把握してから料金プランの比較を行うことをおすすめします。

電気料金や電力の使用量が確認できる「エネくらべ」

くらしTEPCO内には、「エネくらべ」というコンテンツがあります。このページでは、東京電力の新しい料金プラン(電力自由化以降の料金プラン)に加入している世帯の電気料金や電力の使用量を、過去2年分まで確認することができます。

また、これらの情報をグラフで確認したり、過去の実績や世帯状況が似た家庭と電力使用量の比較をしたりすることもできます。さらに、自宅の電力量計がスマートメーターになっていれば、30分ごとの電力使用量を確認することができます。

このような電気料金や電力使用量の情報は、電気代を安くするために有用なものです。例えば、30分ごとの電力使用量を把握することができると、電力使用のピークにあわせて料金プランを見直すことができます。また、過去の実績や他世帯と電力使用量を比較することができると、電力節約のポイントやコツがわかりやすくなります。

このようにエネくらべでは、世帯の電力使用状況をサイト上で簡単に確認できます。つまり、過去の検針票や請求書を保存しておかなくても、世帯の電力使用推移が把握できるようになるのです。そのため、東京電力の新しいプランで契約している人は、このコンテンツを積極的に利用することをおすすめします。

電気代節約に役立つ情報を得られる「くらしアシスト」

くらしTEPCO内のコンテンツである「くらしアシスト」では、電気代を節約するためのさまざまな情報が提供されています。例えば、くらしアシスト内の「家電アシスト」では、自宅にある家電を登録すると、ウェブ上で家電情報の確認や保証期限などの管理を行うことができます。

また、くらしアシストでは、リフォームや電気自動車の導入などによる電気代節約の見積もりやリフォーム会社の選択ができます。さらに、節電に役立つ雑貨や省エネ家電などの情報を得ることもできます。

ポイントが貯まる

東京電力では、電力自由化を機にポイントサービスを導入しました。東京電力の新しい料金プランで契約すると、電気料金1000円ごとに5ポイントが貯まります。このようなポイントは、くらしTEPCOの会員登録後に、サイト内でPontaポイントやTポイントに変換して使用することができます。ちなみに、会員登録は無料となっています。

このように、くらしTEPCOには電気代節約に役立つコンテンツが多数あります。東京電力の新しい料金プランで契約している人はもちろん、他電力会社を利用している人も、くらしTEPCOを有効活用して、電気代の節約を行いましょう。

東京電力のウェブサービス:エネくらべを有効活用するコツ

なお、前述の通りエネくらべでは、過去の電気料金や電力使用量が確認できる便利なツールになっています。

エネくらべでできること

東京電力がサイト運営している「くらしTEPCO」内で利用できる「エネくらべ」というコンテンツは、東京電力がこれまでに提供していた「でんき家計簿」というサイトとほぼ同じような役割があります。それらのサービスを活用することで、節電につながります。

以下に、エネくらべで利用できるよう内容の詳細をそれぞれ説明します。

電気料金や電力使用量の確認

エネくらべでは、電気料金や電力使用量を過去2年分まで確認することができます。また、電力使用における現在と過去のデータ比較や、過去の天気や気温の確認などが行えます。

このように電力の使用状況を把握できると、電力使用量が多くなりやすい条件がわかるようになります。例えば、「雨の日には除湿機や乾燥機などの使用によって電力消費が多くなりやすい」ということや、「エアコンを使用した日を夏と冬で比べると、暖房で使用したときの方が電気代は高くなりやすい」ということがわかるようになります。

このように、電力消費量が高くなりやすい条件がわかると、ライフスタイルに適した節電方法を取り入れやすくなります。前述の例でいうと、雨の日や気温が低い時期に節電を意識すると節約につながりやすいということがわかります。

さらに、エネくらべを利用することによって、ウェブ上で電気料金や電力の使用量を確認できるため、検針票などを保管しておく必要がなくなるまえ、領収書などの整理も最小限で済みます。

時間ごとの電力使用量

電気代を安くするための手段の1つに、「アンペア契約の見直し」があります。アンペア契約とは、世帯に一度に流すことができる電流の量を決める契約です。契約するアンペア数が高くなるほど、電気の基本料金が高くなります。

ただ、世帯に必要なアンペア数より低い契約を行うと、必要な分の家電を稼動できなくなるため日常生活が不便になります。つまり、契約アンペア数は電力消費量のピークに適したものに設定する必要があるのです。

エネくらべは、このような適切なアンペア契約を行い際に役立ちます。エネくらべでは、自宅にスマートメーターが設置されていれば、電力使用量を30分ごとに確認することができます。これにより、電力使用のピークタイムを把握することができるため、その使用量に合わせて無駄のないアンペア契約の見直しが行えるようになります。

条件が似た世帯との比較

電気代を節約しようとしたとき、世帯の電力消費量が適切かどうかを知るために他の世帯と比べようとする人は多いです。ただ、一般的に公表されている家庭の電力消費量データは平均値であるため、単純に比較することができません。

例えば、同じ4人世帯であっても、「夫婦2人+幼児2人」の世帯と「夫婦2人+高校生2人」の世帯ではライフスタイルが大きく異なるため、電力消費量には大きな差があります。そのため、電力消費量を比べる際には、家族状況が似た世帯で比較する必要があります。

このようなニーズに応えられるように、東京電力では、膨大な数の顧客に長い期間、電力供給を行ってきたことで得たデータを活かして、家族構成が似た世帯における電力使用状況の情報を提供しています。

つまり、エネくらべでは、自宅の電力使用量や電気代が適切かどうかを比較して判断することができるのです。このような情報が把握できると、電気代の節約に具体的な目標を掲げることができるため、節電を達成しやすくなります。

このように、エネくらべを活用することで、電気代節約に役立つ情報を数多く得ることができます。そのため、東京電力の新料金プランで契約している人は、一度エネくらべを利用してみることをおすすめします。そうすることによって、無駄な電力使用を控えて電気代を安くすることができるはずです。

東京電力のウェブサービス:くらしアシスト

他には、くらしTEPCOのくらしアシスト内には、「家電アシスト」というコンテンツがあります。これは、家庭で使用している家電を登録することによって、家電情報をサイト上で管理することができるようになるというものです。家電の登録は、家電のJANコードか型式などを入力することによって行うことができます。

JANコードとは、市販されている商品ごとに割り振られている13桁の番号とバーコードのことをいいます。家電のJANコードは、カタログや取扱説明書、製品の箱などに記載されています。

JANコードによる家電の登録は、13桁の番号を入力したりスマートフォンなどのアプリでバーコードを読み取ったりすると行うことができます。また、製品型式などを使って登録する場合は、家電の種類やメーカー、型式の入力が必要になります。これらの情報は、取扱説明書や保証書に記載されています。

このようにして家電の登録を行うと、家電のサイズや容量、年間消費電力量などをサイト上で確認できるようになります。これらの情報は、電気代の節約に役立つだけではなく、引越や家電の買い替え時に有用です。

また、家電の登録を行うとき、購入店舗や保証期間、問い合わせ先の電話番号などを一緒に登録することができます。新しく家電を購入したときにこのような情報を一緒に登録しておくと、保証書以外の書類を手元に保管する必要がなくなります。また、トラブル時に必要な情報をウェブ上ですぐに確認できるため、早く対応することができます。

さらに、家電アシストに家電情報を登録すると、使用している家電のリコールや保証期限の切迫、製品における標準使用期間の終了などの情報をメールで受け取ることができます。

このように、家電アシストは家電情報の管理が容易になる便利なツールです。そのため、シンプルで便利な暮らしを実現するためにも、家電アシストの利用をおすすめします。

光熱費節約アシスト

電気代節約やエコを目的に、ライフスタイルにオール電化や電気自動車を導入する人は少なくありません。ただ、これらの導入には多額の費用がかかるため、冷静に判断する必要があります。

このようなとき、くらしアシスト内の「光熱費節約アシスト」というコンテンツが役に立ちます。というのも、このコンテンツでは、自宅にオール電化や電気自動車を導入した際における光熱費の変化をシミュレーションすることができるのです。そのため、光熱費節約アシストを活用することで、オール電化や電気自動車などの導入による損失を防ぐことができます。

なお、これらを試算するとき、契約している料金プランや電気以外の光熱費、車の燃費、走行距離などの情報を入力する必要があります。そのため、これらを事前に調べてからシミュレーションを行いましょう。

リフォーム情報の確認

くらしTEPCOでは、大手リフォーム会社紹介サイトと提携して電気の使用状況などに合わせたリフォーム情報を提供しています。

このコンテンツでは、多数のリフォーム会社と無料で相談することができます。そのため、予算や条件のニーズに合った会社を選ぶのに有用です。また、相談は匿名で行えるため、将来的なリフォーム時の予算立てなどにも役立てることができます。

さらに、くらしTEPCOでリフォーム会社を決定すると、リフォーム会社が倒産したときの保証サービスが利用できます。そのため、リフォームを考えている人は一度見積もり相談してみることをおすすめします。

このように東京電力は、電力供給だけではなく、くらしを便利にするさまざまな情報を提供しています。

また、これまでに述べたようなコンテンツは、東京電力と契約していなくても登録・利用することができます。そのため、電気代の節約や便利な暮らしに興味があるのであれば、一度登録してみましょう。そうすることで、自宅の電気使用が簡単に把握できるようになり、より便利でかしこい生活を送れるはずです。