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2016年に実施された電力小売の全面自由化によって、一般消費者が電力会社を自由に選べるようになりました。これによって、契約している電力会社を変更することによって電気代を節約することができるようになりました。

ただ、新規に参入した電力会社を選ぶことにはリスクを伴います。というのも、新電力会社は地域電力会社に比べて顧客が少ないため、資金力が低いです。また、電力の調達を外部に頼っていたり、抱えている発電所の数が少なかったりするため、電力供給能力も高くありません。

このような理由から、新電力会社は地域電力会社よりも倒産するリスクが高いといえます。実際に、過去に資金繰りの悪化によって新電力会社が倒産に至ったことがあります。

そのため、電力自由化によって電力会社を選べるようになっても、大手電力会社を使い続ける人は多いです。また、そのような人のほとんどが、「電力会社を変えていないため電気代が安くなることはない」と思っています。

ただ、電力自由化によって電力市場に競争が生まれたため、地域電力会社も多くの新しい料金プランを発表しています。そのため、電力会社を変更しなくても、料金プランを見直すことで電気代を節約できる可能性があります。

そこで、ここでは地域電力会社の1つである中国電力との契約で得をするコツやサービス、ポイントについて説明していきます。

世帯ごとの契約するときのポイント

以下では、中国電力と契約するときに重要な世帯ごとのポイントについて述べていきます。

昼間に電気をあまり使わない世帯

共働きなどで昼間の在宅時間が少ない世帯は、「ナイトホリデーコース」や「電化Styleコース」での契約がおすすめです。

電化Styleコースの平日昼間における1kWhあたりの電力量料金は、32.02円(夏季)や30円(夏以外の季節)です。これに対して、夜間や休日の電力量料金は1kWhあたり14.54円となっています。

また、ナイトホリデーコースでは、平日昼間における1kWhあたりの電力量料金が40.15円(夏季)や36.47円(夏以外の季節)となっている一方で、夜間が17.81円と割安になっています。

このように、これら2つのプランは、どちらも夜間や休日の電力量料金が平日昼間に比べて割安な設定となっている料金プランです。

また、電化Styleコースやナイトホリデーコースでは、土日や祝日だけではなく、正月三ヶ日やGWの中日、晦日などにも休日料金が適用されます。そのため、この期間に電気を使う機会が増えても電気料金が想定以上に高くなることはありません。そのため、これらプランは共稼ぎ世帯に最適といえます。

そして、これらプランを比べると、電力量料金は電化Styleコースの方が割安です。ただ、電化Styleコースで契約すると、月額1620円の基本料金が加算されます。

これに対して、ナイトホリデーコースでは基本料金が発生しません。そのため、月あたりの消費電力がそこまで多くない世帯は、ナイトホリデーコースの方が電気料金は安くなりやすいです。

具体的には、平日昼間の消費電力が200kWhを超えたり夜間や休日に495kWh以上の電気を使ったりする世帯は、電化Styleコースの方がお得です。そのため、消費電力量がこれほど多くない世帯は、ナイトホリデーコースでの契約をおすすめします。

そして、これらのプランで契約した後は、家電のタイマー機能などを利用して電気を使う時間を工夫することで電気代が節約できます。

消費電力量が多く昼間にも電気を使う世帯

月あたりの消費電力量が多く、平日昼間に電気を使う機会がある世帯では、シンプルコースでの契約がおすすめです。この料金プランは、基本料金なしで利用できます。

中国電力のスタンダードプランである「従量電灯A」の電力量料金は、120kWhまでが20.4円、121~300kWhが26.96円、301kWh~が29.04円となっています。

これに対して、シンプルコースにおける1kWhあたりの電力量料金は、一律25.25円です。そのため、月あたりの消費電力量が373kWhを超えるのであれば、従量電灯Aよりもシンプルコースの方がお得です。また、シンプルな料金設定となっているため、電力量料金の計算も容易になります。

消費電力量が少なく、月あたりの電気料金が1728円を下回る世帯

シフト制勤務などによって平日に休むことがあったり、月あたりの電力量料金が1728円を下回ったりする世帯は「スマートコース」で契約すると電気料金が安くなります。

電力自由化以前における中国電力のスタンダードプランである「従量電灯A」では、330.26円の最低料金が発生します。これに対してスマートコースの最低料金は222.26円となっています。そのため、従量電灯Aで契約している人がスマートコースに変更すると、毎月108円得することになります。

また、前述したナイトホリデーコースには、1620円の「最低月額料金」が設定されています。これは、電気をあまり使わずに電気料金がこの金額を下回っても、1620円が請求されるというものです。

そのため、スマートコースで契約時の電気料金(基本料金+電力量料金)が1620円(従量電灯A契約時における1728円)に満たない世帯は、スマートコースで契約した方がお得です。

中国地方でオール電化住宅を持つ人が得をするコツ

な自宅に蓄熱器などが設置されているオール電化世帯は、地域電力会社である中国電力の「電化Styleコース」での契約がおすすめです。このプランにおける平日昼間の電力量料金は、31.02円(夏季)や30円(その他の季節)となっています。これは、中国電力のスタンダードプランである従量電灯に比べて0.96~10.62円割高な設定です。

一方で、電化Styleコースにおける夜間や休日の電力量料金は14.54円であり、従量電灯より5.86~14.5円割安です。そのため、蓄熱器などによって夜間の電力を昼間に活かすことができるオール電化世帯では、このプランで契約することによって電気料金が安くなりやすいです。

ただ、現在電力自由化以前のオール電化向けプランである「ファミリータイム」で契約している人は、電化Styleコースに変更すると電気料金が高くなる可能性があります。というのも、ファミリータイムにおける夜間の電力量料金は10.08円となっており、電化Styleコースよりも4.46円安いためです。

また、ファミリータイムの新規加入は2016年3月をもって終了しており、一度解約すると再び加入することができません。そのため、現在このプランで契約しているオール電化世帯は、料金プランの変更を見送るのが賢明です。

中国地方のオール電化世帯が電気代を節約するためのポイント

前述のように、オール電化世帯は電化Styleコースやファミリータイムでの契約がおすすめです。ただ、このようなプランを選んでも、電気の使い方次第では損してしまうことがあります。

というのも、これらプランにおける昼間の電力量料金は、夜間や従量電灯に比べてかなり割高になっています。特に、夏季(7~9月)の電力量料金は、夜間に比べて17.48~23.84円高いです。そのため、昼間に電気を使う機会が増えると、想像以上の請求がくる可能性があります。

このようなことから、オール電化世帯が電気代を節約するためには、電力量料金が高い時間帯(電化Styleコース:平日9~21時、ファミリータイム:10~17時)に極力電気を使わないように工夫することが大切です。

特に、このような時間帯に「熱を生み出す家電」を稼働させないようにすると電気代が安くなりやすいです。というのも、熱を生み出すためには多くの電力を必要とするため、このような家電は消費電力が多いのです。

そのため、電気代を節約するためには、炊飯器や給湯器などを電力量料金が安い時間に稼動するように工夫することが大切です。また、家電にタイマー機能が付いているのであれば、この機能を有効活用して稼動する時間を夜間にすることで、電気料金を抑えることができます。

また、家計の管理をしている人だけがこのような意識を持っていても、他の家族が昼間に電気をたくさん使う可能性があります。そのため、電気代を抑えるためにはこのような情報を家族全員で共有することが大切です。

通常、オール電化世帯における月あたりの消費電力量はかなり多いです。そのため、これまでに述べたような工夫を行うことで、まとまった金額の電気代を節約できる可能性があります。そのため、家計の負担を減らすためにも、家族で節電に取り組みましょう。

新しい料金プランではポイントが貯まる

なお、前述のように、中国電力との契約では料金プランを見直すことで電気料金が安くなります。さらに、従量電灯Aで契約している人は、ナイトホリデーコースやスマートコースなどの新しい料金プランに変更すると「エネルギアポイント」が貯まるようになります。

このポイントサービスは、前述のプランに契約している状態で「ぐっとずっと。クラブ」という無料会員サイトに登録すると利用できるようになります。そして、貯まったポイントはさまざまな商品や提携ポイントと交換して使用することができます。

そのため、従量電灯Aで契約している人は、これまでに述べたようなコツを踏まえて新料金プランへの見直しを行いましょう。そうすることで、電気代が節約できるだけではなく、ポイントによって得することができるようになります。

このように、中国電力との契約では、世帯の電気使用傾向に適したプランを選ぶことで電気代が安くなる可能性があります。そのため、まずは世帯の消費電力量や電力消費のピークを知ることが大切です。

これらの情報は、中国電力における契約者向けのウェブサイトである「ぐっとずっと。クラブ」で確認することができます。そのため、電気代を節約するためにも、このサイトを利用して料金プランの見直しを行いましょう。

中国電力の便利なウェブサービス:ぐっとずっと。クラブ

さて、電力自由化以前、中国電力はホームページ上で「電気料金/使用量照会サービス」というウェブコンテンツを運営していました。このコンテンツでは、中国電力と契約している人が電気料金や消費電力量をサイト上で確認できました。

ぐっとずっと。クラブ」は、このようなコンテンツの後継サイトです。そのため、ぐっとずっと。クラブでは、「電気料金/使用量照会サービス」と同様の内容を確認することができます。

さらに、ぐっとずっと。クラブでは、利用することによってよりお得に生活できるようになるコンテンツが多数用意されています。また、このサイトの利用登録は無料です。

ぐっとずっと。クラブ登録の際には、検針票や電気料金領収証などに記載されている「契約番号」と、支払いに利用している口座番号やクレジットカード番号が必要となります。そのため、これらを事前に準備してから登録作業を行いましょう。

また、現在の契約プランが、電力自由化以前のスタンダードプランである「従量電灯A」の人は、ぐっとずっと。クラブ登録の際に新料金メニューへ移行する必要があります。

ただ、新プランの電気料金は従量電灯Aに比べて割安なので、電気代を節約するためにも、ぐっとずっと。クラブへの加入をおすすめします。

ぐっとずっと。クラブでできること

前述のように、ぐっとずっと。クラブでは、電気料金や使用電力量を確認することができます。また、料金プランのシミュレーションや変更を行ったり、支払い方法などの契約内容変更手続きを行ったりすることができます。

このようなコンテンツを活用して世帯の消費電力量を把握すると、節電のポイントがわかるようになります。また、世帯に適切な料金プランを簡単に調べることができるため、電気代を最低限に抑えることができるようになります。

また、ぐっとずっと。クラブに登録すると、毎月の電気料金200円につき1ポイントの「エネルギアポイント」が貯まるようになります。このようにして貯めたポイントは、地元の特産品や商品券、提携先ポイントと交換することができます。

好きな特典を選ぶことが可能

さらに、好きな特典を選べるコンテンツである「コラボレーションメニュー」では、特定の提携企業を選ぶことによってよりお得にエネルギアポイントを利用できるようになります。

例えば、コラボレーションメニューで山陰合同銀行を選ぶと、エネルギアポイントからごうぎんDuoポイントへ交換する際に10~20%のプレミアが上乗せされます。また、天満屋やフタバ図書を選ぶと、エネルギアポイントが通常の1.5倍相当の提携ポイントと交換されます。

このように、コラボレーションメニューに加入すると、未加入時よりお得にエネルギアポイントを利用できるようになります。ただ、コラボレーションメニューで企業を選んだ後、1年間は他の企業を選ぶことができません。そのため、このサービスは、よく使う企業がメニューにある場合に利用するのが賢明です。

これまでに述べたように、ぐっとずっと。クラブを利用すると、上手に節電できるようになったりポイントで得をしたりなどさまざまなメリットがあります。そのため、中国電力と契約している人は、まずぐっとずっと。クラブに加入しましょう。そうすることで、今よりお得に生活ができるようになります。

エネルギアポイントの貯め方

エネルギアポイントは、毎月の電気料金200円ごとに1ポイント貯まるだけでなく、電気の契約に関する各種手続きをサイト上で行うと30ポイント、居住形態や家族人数などの情報を登録すると50ポイントが進呈されます。

さらに、ポイントサイト内のさまざまなコンテンツを利用すると、それに応じたポイントがプレゼントされます。

特に、「エネルギアナンバーズ」というコンテンツでは、ポイントを貯めやすい。というのも、このコンテンツは、自世帯における翌月の消費電力量を予想し、結果が±10kWh以内だと50ポイントがもらえるというゲームであるからです。

つまり、エネルギアナンバーズは、結果を自分で調整できるためポイントを獲得しやすいのです。さらに、このゲームを利用すると節電意識が高まりやすくなるため、電気代の節約にもつながります。

そのため、エネルギアポイントを多く貯めて得をしたい人は、こまめにサイトへログインしましょう。そして、サイトのコンテンツを活用することで、効率よくポイントを積み立てることができます。

エネルギアポイントの使い方

前述のようにして貯めたポイントは、地元の特産品や日用品、商品券、提携先ポイントなどのさまざまなものと交換して使用できます。

このうち、特に商品券や提携先ポイントなどは、イズミやサンマート、マルキュウグループなどの地元スーパーで利用できます。そのため、ポイントをこれらと交換すると、得をしやすいです。

さらに、特産品や日用品などは、スーパーやインターネットサイトで安く手に入る可能性があります。そのため、これらの特産品に特別欲しい物がなければ、貯まったポイントを商品券や提携先ポイントなどと交換することをおすすめします。

このように、エネルギアポイントは「ぐっとずっと。クラブ」に加入するだけでポイントが貯まり、得することができるポイント制度です。そのため、まずは「ぐっとずっと。クラブ」に登録しましょう。そして、これまでに述べたようなコツを踏まえることで、よりお得にポイントで得することができます。